「オナニーしようとした」
「子ども用の自転車を見つけ、サドルの匂いをかいでオナニーしようとしたが、物音がしたため、断念した」
「隣の家に、子ども用の下着が干してあるのを見つけ、犯行に及んだ」
「水泳キャップを見つけたことから、水着もあるかもしれないと考え探した」

それは白昼の犯行だった。Y男被告は、目撃した住人によりその場で取り押さえられ、駆け付けた警察官により現行犯逮捕された。保護司との面談が行われる前日の出来事だった。
いじめ受け「ほぼ不登校に」
証人として、Y男被告の父親が出廷した。弁護士と検察官からの問い掛けに回答していく。
「(Y男被告は)中学校では、暴力をともなう結構ないじめを受けていた」
「3年生になるころには、ほぼ不登校となっていた」
いじめを受けたことで、社会との関りが希薄になっていったというY男被告だったが、専門学校では才能を見せるようになり、ゲーム関連のプログラミングを学ぶようになる。『録音した親の声を使って、歌を歌わせること』もできたという。