アーティストKREVAとの出会い

熊井吾郎さん
「音楽系の専門学校だったんですけど、自分が音楽に対してどれだけ本気になれるかも考えつつ、東京で頑張ってみようかなという感じでしたね」

上京すると熊井は、青森の先輩ミュージシャンでシンガー兼作詞家のSONOMI(ソノミ)のバックDJを担当するようになる。
熊井吾郎さん
「SONOMIさんが『ひとりじゃないのよ』という曲で、KREVAさんと一緒にフューチャリングで曲を出したくらいから、僕とKREVAさんの距離が近くなっていったという感じですかね」
その頃から、KREVAのもとでDJやMPCプレイヤーとしての活動が始まった。

熊井吾郎さん
「最初は俺も全然駄目だったんですよね、ミスばっかりするし。KREVAさんに曲作って持って行っても“全然駄目だね”と。でも何で駄目なのかをちゃんと言ってくれる。初めて立ったKREVAさんの舞台、多分ロッキンジャパンだったと思いますが、観客が何万人もいる舞台ですごかったですね。大舞台にも立たせてくれてチャンスもくれて…僕はちょっとずつスキルアップしながら何とかついていこうっていう感じでした」
どんどん成長した熊井は、MPCの大会『2011 GOLDFINGER'S KITCHEN』で優勝。そこから1人のアーティストとしての仕事が増えていった。

さらに、MPCのスクール「吾郎塾」も運営。徐々に人との繋がりや関わり方に変化が訪れる。
