気付かなかった!カプセル型の運転席を覆うカーテンの形
さぁ今回も出発進行!当時の取材では、毎回試乗会のたびに運転席に入れてもらっていたようです。今回新たな発見が...。
前回【第19回】の連載時にはなかったものが、【画像④】に。そう!それは湾曲した運転席の側部を覆うカーテンです。蛇腹状に伸縮するものと思われ、日光を見事に遮っていました。

なんと1日2800キロ、総距離45万キロの走行試験
そして恒例の速度計を覗いてみると。。。もうこの連載では見慣れましたね、時速300キロ到達です【画像⑤】。
ただ今回の目的は、この車両が持続的に「300キロ運転」が可能かどうか確かめるためのもの。この年(1996年)の1月に完成した車両を、この日まで10カ月間、1日およそ2800キロの耐久試験を繰り返していたのです。

当時は「未知の世界」だった、新幹線500系による「時速300キロ運転」。当時の皆さんは、いつもより速く流れる車窓に驚いたことでしょう(そうでもないかも)。
テレビカメラがとらえた山陽新幹線の車窓も、心なしか速さについていけていないように見えます【画像⑥】。
