▼秋田工・澤木監督「落ち着いて試合を進めていこう」 手堅い試合運びで72回目の花園へ
ハーフタイムに澤木賢一監督が、「思ったような攻撃はできていないが、ディフェンスは機能している。無理(な攻撃は)せずに落ち着いて試合を進めていこう」と送り出した秋田工。後半に入っても、手堅い試合運びで金足農に付け入るスキを与えません。
後半3分、ラインアウトからのモールを押し込んで3本目のトライを奪って15対0とすると、その後は集中力抜群の固い守りで金足農の攻撃を寸断します。
内藤慎平監督の「残り30分、全部燃え尽きるまで(すべて)おいてこい」という言葉を胸に、懸命の反撃を試みる金足農ですが、最後までFW周辺での分厚いディフェンスをみせる秋田工の壁をうちやぶることができませんでした。
終盤にも立て続けに3つのトライを加えた秋田工、学校創立120周年を迎えた記念すべき年に、34対0で金足農を下して5年連続72回目の花園への切符を手にしました。
続々と代表校が決定していく第104回の全国高校ラグビー大会。今週は、11月1日(金)に沖縄大会のライバル対決、名護対コザによる決勝戦が行われた後、11月2日(土)には、福島と佐賀、11月3日(日)には、能登半島地震で大きな被害を受けた日本航空石川が登場する石川、優勝候補の一角の石見智翠館が出場する島根など5つの県で、翌週11月4日(月)には千葉と富山で決勝戦が行われます。














