今の若者を「Z世代」と呼ぶ習慣もすっかり定着した様子。
この「Z世代」、2021年の新語・流行語大賞のトップテンに入賞しており、今では本当に日常語になっている印象です。
改めておさらいすると、Z世代とは「一般的に1990年代後半から2000年代に生まれた世代を指すことが多い」ものの「定義は厳密に定められているわけではない」(ウィキペディア)とのこと。
年齢でいえば、今の10代後半〜20代に相当する感じでしょうか。
「Z」の由来は、先行するX世代(60年代半ば~70年代生まれ)、ミレニアル世代とも呼ばれるY世代(80年代~90年代半ば生まれ)の次だから。その特徴について、以下のネット記事を発見。
Z世代の特徴の一つはインターネットが普及した環境で生まれ育ったことだ。情報収集先はSNSなどが中心で、発信能力も高い。学校教育などで気候変動について学んだことから環境に対する意識が高く、多様性や人権を重視する傾向もある。(出典:『日本経済新聞 電子版』2024年5月1日付記事)
環境問題の意識が高いZ世代というと、有名なスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんが03年生まれ。18年開催のCOP24(第24回気候変動枠組条約締約国会議)で地球の危機を訴えたときは弱冠15歳。圧倒的な存在感の彼女がZ世代と聞くと、Z世代がみな環境問題に意識が高いかのような印象を抱くのは、筆者だけではないはず。
ちなみにX世代ど真ん中の筆者の子どもは、まさにZ世代。グレタさんと比べるほうがどうかしていますが、見る限りでは、そんなに環境問題に関心があるようにも見えない感じ……。
そのあたりがどうなのか、データで確かめてみようと思って、早速TBS生活DATAライブラリ定例全国調査をひもときました。