10月、青森県むつ市で操業を予定している「使用済み核燃料の中間貯蔵施設」についてです。事業者のRFSが行う検査が、10月11日までに終わったことが関係者への取材でわかりました。検査の結果に問題がないことを国が確認すると、操業開始となります。

むつ市の中間貯蔵施設には、9月26日に使用済み核燃料が入った金属製の容器「キャスク」が搬入され、RFSが操業に向けてキャスクの安全性などを確認する検査を行っていました。

関係者によりますと、RFS側で行う必要がある検査は10月11日までに終了していて、いまは検査が適切に行われたかどうか原子力規制庁が確認を進めているということです。

その結果は、原子力規制委員会に諮られ、問題がなければRFSには11月20日までに確認証が交付され、操業開始となります。

RFSは、使用済み核燃料を原発の敷地外で一時的に保管する全国初の施設です。
経済産業省は現在、RFSで核燃料を最長50年間保管したあと、六ヶ所再処理工場へ搬出することを計画しています。