再稼働へのこれまでの動き 工事費用は約5700億円にまでふくらむ
改めて、再稼働に向けたこれまでの動きを振り返ります。
東北電力が、2号機の再稼働を目指し新規制基準への適合性審査を原子力規制員会に申請したのが2013年12月です。当初は、2016年3月の安全対策工事完了を目指しました。
しかし、追加工事が必要になるなどして7回に渡り工事完了の時期を見直し、それに伴い再稼働の予定時期も先送りされてきました。
原子力規制委員会が適合性審査に合格を出したのが2020年の2月。安全対策工事が完了したのは今年5月です。当初は3400億円としていた工事費用はおよそ5700億円にまでふくらみました。

その後、大規模訓練や検査などの準備が進められて、9月、原子炉に核燃料を入れました。そして今夜、この後、原子炉が起動します。今後は、11月7日にも発電が再開されて、12月頃に営業運転が始まる見通しです。