豪雨被害に遭ったスーパーを『復興の拠点』に 「安心して暮らしたい」

藤森キャスター
「このあたりの地区で唯一のスーパー『もとや』さんです。泥だらけになった店の中の棚をまずは外に出して、これから作業という段階ですね」

9月、『もとやスーパー』を襲った豪雨。濁流は店の中にも押し寄せました。

もとやスーパー 本谷一知 社長
「流された大木や、什器で、ここから先(店の奥に)に行けなかった」

藤森キャスター
「木が入ってきた?」

もとやスーパー 本谷 社長
「正面を突き破って木が入ってきて、そこから水がズワーッといって、ここら辺(店の真ん中)から黒い壁がぎっしり」

店内は2mほどの高さまで浸水し、見慣れた風景は一変しました。

もとやスーパー 本谷 社長
「床は泥水で思うように歩けません。本当に津波の状況と一緒です」

絶望的な状況から、少しずつ店の片付けを続けて来ました。

藤森キャスター
「営業スタートの目処は?」

もとやスーパー 本谷 社長
「一応、復活オープンが12月2日くらい。品揃えは完璧じゃないけど、『早く再開して』っていうこと(声)が多いですね」

本谷さんは、この店を「復興の拠点」にしたいといいます。

もとやスーパー 本谷 社長
「ボランティアが、ここ(町野町)に入ってきて泊まるところがない。3分の1がスーパーマーケットで、あとは全部(ボランティアの)宿泊にする。理想・希望を持ってやるということが活気になる。暗い顔は一切しないです」

どういった思いで一票を投じたのか。

もとやスーパー 本谷 社長
「自然の災害を受けたところをとりあえず直してほしい。安心して暮らしたい、この場所で」