“選挙どころではない”。被災地・能登でたびたび聞かれた言葉です。地震と豪雨災害に見舞われた被災者は、どんな思いで一票を投じたのでしょうか。現地で聞いてきました。
地震と豪雨 能登の衆院選投票日 一票に投じた思いは?

9月の豪雨で甚大な被害を受けた能登半島。住宅被害は1567棟にのぼり、15人が亡くなりました。
地震と豪雨の二重災害の中で迎えた、今回の衆院選の投票日。
藤森祥平キャスター
「どんな思いをこめて一票を投じるのか?」
輪島市の有権者
「能登は家、大変のことになって、涙しか出ません。(投票に)行ってくるわ、すみません」
輪島市の有権者
「正直(投票の)棄権も考えたんですけど、それはあれだと思って投票には来たんですけども。この現状見ると、いくらなんでも今の政治はどっちを向いているんだろうかという気がします」
この選挙区は“自民王国”とも呼ばれていましたが、立憲民主党の近藤和也氏が15年ぶりに選挙区での当選を果たしました。

立憲民主党 近藤和也氏
「今回選挙をしてしまったという事に対しては、石破内閣に強く抗議を申し上げたいと思います」