青森県のむつ市選挙管理委員会は、27日に投票があった衆議院議員選挙と最高裁判所裁判官国民審査の開票作業で、不在者投票されていた94票を投票箱に入れ忘れるミスがあり、無効になったと28日に発表しました。
むつ市選挙管理委員会によりますと、27日に行われた衆議院議員選挙と最高裁判所裁判官の国民審査の開票作業で、投票総数と得票総数に数十票の乖離があることに職員が気づきました。むつ市選挙管理委員会が確認したところ、27日に受け取った不在者投票のうち小選挙区・比例・国民審査の投票用紙94票が午後8時までに投票箱に投函されおらず、無効票扱いになったということです。
原因は、不在者投票の投函作業を担当していた職員が、開票作業も兼務していて、
27日に3回に分け郵送された、不在者投票をまとめて投函しようとしたものの、3回目に届いた時間が、18時頃と開票作業の時間に迫っていたこともあり、1回目と2回目の分の作業を失念したということです。
むつ市選挙管理委員会の野坂武史事務局長は、「公平公正な選挙が求められる選挙事務を執行するにあたり、今回のような、重大な事案を発生させたことを深く反省し今後このようなことがないよう不在者投票については、作業は一連で投函までで
完結させることを徹底するそして、票を扱う業務を行うものについては、専従化とする。マニュアルの整備を図って再発防止に努めて行く。」とコメントしています。