北朝鮮による「拉致問題を考える国民の集い」が青森市で開かれ、県内の特定失踪者の家族も出席し、早期解決を訴えました。

特定失踪者家族会 今井英輝 会長
「政府として今まで通りであれば、いつまでたっても解決できない。国民自体が盛り上がって政府を動かしていかないと、拉致の問題は進展しないと思っています」

青森市で開かれた集いで拉致問題の進展を強く訴えたのは、拉致の可能性を排除できない特定失踪者の今井裕さんの兄で、家族会会長の英輝さんです。

今井裕さんは1969年、弘前市の自宅を出た後、行方がわからなくなり、英輝さんたち家族が今も帰りを待ちわびてます。

集いでは横田めぐみさんの弟で、拉致被害者家族連絡会の事務局次長・横田哲也さんが講演し、この問題を忘れないでほしいと述べました。

拉致被害者家族連絡会 横田哲也 事務局次長
「拉致問題について多くの方は根底の基本情報はあるにせよ、様々な角度からの情報をもって、そんなことがあったのかと気付きや怒りがもし心の中に芽生えてくださるのであれば、やったかいがあったのかと思います」

集いは今年度、あと6回の開催されます。