「動機にならない」 弁護側の主張は
検察は、妻が死亡すると、女性に対し執拗に結婚を求めていたことなどから殺害する動機があったと主張。
弁護側は、被告が女性と交際関係を戻すのは不可能で、妻を殺害する動機はなかったと主張。事件当時、女性には付き合っていた男性がいたことを強調し、その証拠として、女性と男性がSNSで親しく連絡を取り合っていた様子を公開。
その上で、弁護側は、丸山被告にとって妻がいなくなったとしても、女性との関係の継続や結婚はできなかったのではと主張し、動機にならないと主張しました。
丸山被告は、裁判で女性と付き合っていた男性とのSNSでのやり取りが朗読されると、組んでいた両手の爪をたてるほど強く握りしめ、時折、ため息をつくなどしていました。
別れさせ屋の存在も
さらに、検察側は丸山被告が女性が当時付き合っていた男性と別れさせようと画策し、別れさせ屋に依頼をしていたと指摘。
証拠として、マエカワマサトという偽名のメールアカウントを作成して別れさせ屋にメールを送信し、「女性に気づかれないように別れさせてほしい」とのやり取りも公開されました。
これに対して弁護側は依頼まではしていないと主張しました。
28日は妻の友人や妻の母親が証人として出廷する予定です。