「動機」を争点に検察側と弁護側 主張は真っ向対立

妻を殺害した罪に問われている長野県塩尻市の元県議会議員・丸山大輔被告(50)の裁判員裁判は「動機」に焦点を当てた審理が始まっています。

長野県塩尻市の元県議丸山大輔被告(50)は、2021年9月29日、自宅を兼ねた酒蔵の事務所で、妻の希美さん(当時47)を殺害した罪に問われ、裁判で無罪を訴えています。


裁判の最大の争点は丸山被告が犯人であるかどうかの犯人性です。
(1)「被告人の所在・移動の状況」
(2)「動機」
(3)「現場の状況・痕跡」
(4)「事件前後の被告人の言動」
4つのテーマにポイントを絞り、審理が行われています。

争点「動機」について検察側・弁護側の主張は?

裁判は10月24日から2つめのテーマである犯行の「動機」についての審理が始まり、冒頭陳述では、検察側と弁護側の主張は真っ向から対立しました。

▽検察側の主張:不倫関係にあった女性との交際、結婚したい・妻の実家への借金▽弁護側の主張:妻を殺害する動機はない