■「子どものいのちを真ん中に置いて」

Team大川未来を拓くネットワーク副代表 今野憲斗さん:
「灯ろうひとつひとついろいろなメッセージを見ながら設置していくと、すごく胸を打たれるメッセージもある」


360個の紙灯ろうに書かれた手書きのメッセージは、これまでに交流してきた県の内外の子どもや若者たちから寄せられたものです。


只野哲也さん:
「追悼だけではなくて、今の夢とか率直な思いとかを送ってくださいとお願いしたんです」


中庭に設置されたのは、震災当時、大川小に在籍した児童の数と同じ108個。亡くなった子どもと今を生きる子ども、どちらにも目を向けてほしいとの思いを込めました。


そして準備の後、行ったのが・・・、災害発生時の避難経路の確認です。あの日、大川小で適切な避難行動がとられず多くの命が失われたことを教訓としています。


只野さんの挨拶:
「『亡くなった子どものいのち』。『生き延びた子どものいのち』。どちらも含めて『子どものいのちを真ん中に』置いて、子どもたちと。そしてこれまでの自分自身と向き合う時間にしてもらえたらと思います」


久しぶりに大川小を訪れた若者もいました。