■「悲しみの場所だけじゃなかった」只野さんたちのこれから
震災当時6年生だった浮津天音さん。校舎に足を運んだのはおよそ3年ぶりです。
震災発生当時大川小6年だった浮津天音さん:
「無理して悲しみに来る場所ではないなというのがあったので距離を置いていたところはあった」

大川と距離を置いた経験がある只野さんだからこそ、大川に帰ってくるためのきっかけづくりを意識していました。
浮津天音さん:
「来てよかったなと思います。ここに来て校舎を見て友達と話して、それ(悲しみ)だけの場所じゃなかったと改めて思えたのですごくよかった」


只野哲也さん:
「大川に少しでも帰ってみたいけど、帰りづらいと思っている人がいるのであれば、少しずつ自分たちがそういう人たちが帰って来られるような空間、場所、催しなんかを、規模はまだ小さいけど展開していくので、良かったら帰ってきてという感じですね」




故郷を再び子どもや若者が集える場所に。只野さんら若者たちの挑戦は始まったばかりです。