乗客の胃袋を支えた 大人気だった“走るレストラン”

この頃、食堂車が連結されている快速電車などありましたが、東海道新幹線で最初に導入されたのはビュッフェ車でした。軽食を提供するこのビュッフェ車に速度計があり、一番列車の時は時速200キロを目にしようと乗客が殺到したそうです。

乗車時間が短かったため最初に導入されたのは「ビュッフェ車」でした。

さらに1974年には“走るレストラン”と言われた食堂車の連結が開始。人気メニューはハンバーグ定食1000円、カレーライスが500円に、ビールは340円でした。当時の物価から見るとかなりの高級レストランです。それでも富士山を見ながら食事ができるというのは格別の体験で、昭和の客はここにも熱狂したのです。(惜しまれつつも2000年に終了)

ビーフステーキが登場した時はニュースでも取り上げられるほど。三雲孝江アナウンサー(当時)が実食。