JR運転士の傍ら趣味のカヤックで世界を旅している男性がこれまでの旅の記録を紹介する写真展を地元・岡山県美作市で開いています。

朝焼けの氷山を背景にした一枚はアメリカ・アラスカ州にある、アリューシャン列島の海峡を横断した時に撮影しました。

(岩本和晃さん)
「400キロのうちに人と会うこととかほとんどないんですよ。5メートルのカヤックにだいたい1か月分の食料とキャンプ道具を詰め込みます」

写真展を開いているのは美作市在住の岩本和晃さん(45)です。約20年前、趣味で始めたカヤックにはまり、これまでに北ヨーロッパのバルト海や東南アジアのメコン川など世界各地の海や川でカヤックを漕いできました。

写真展は旅先での感動を多くの人と共有したいと企画したもので会場には約60枚が展示されています。

そんな岩本さんの職業は…

(岩本和晃さん)
「JRの運転士です。今日も運転してきました」

普段、JR津山線や因美線で電車を運転しているという岩本さん。1ヵ月に及ぶこともあるカヤックの旅は有給休暇を使うなどして続けてきました。今回の写真展が何かにチャレンジするきっかけになればと話します。

(岩本和晃さん)
「人によってたぶん好きなことがあると思う。それぞれ心が踊ることは違う。何か見つけるきっかけになるかもしれない」

「カヤック遠征・旅の記録」写真展は美作市の作東公民館で今月31日まで開かれています。