勝者の証「チャンピオンリング」報奨金は会議で決める
―――ワールドシリーズを制覇したら、勝者の証「チャンピオンリング」という指輪をもらえるということですが、田口さんは2006年のカージナルス、2008年のフィリーズで2つ所有されています。
―――これは球団からもらえるということですか。
「はい。もらえます。名前も背番号も入っています」
―――チャンピオンリングにはダイヤがたくさんついていますが、ダイヤの数には何か意味があるんですか?
「フィリーズのリングは、その年に勝った数のダイヤがついています。この年は100個以上ついています」
―――優勝賞金は全選手に出ますか?
「1人数千万円にもなることもあります。一年間通してベンチにいた人で会議があるんですね。その中で誰がいくらもらえるかというのを決めます。フルシェア、ハーフ、4分の3、4分の1、ゼロもあります。裏方さんももらえますが、裏方さんは全選手まんべんなくケアをしていないと、誰か一人でも欠けると選手が『あいつにはやらなくていい』ということもあって議論になります、シェアミーティングといいます。」
―――さらに!ホワイトハウスからの招待もあるんですね。レッドソックスで上原投手らは行っていました。田口さんは行ったことはありますか?
「いえ。この招待がいつも1月20日前後で、僕は日本でトレーニング中なのでなかなかこの時期は行けない。渡米するのがいつも2月の中頃でしたので、いま思えばめちゃくちゃ行きたかったです。今思えば、なかなか大統領に会えることなかなかない」