異例の短期決戦となった衆議院選挙。投票所の入場券の配布が遅れるケースが全国で相次いでいます。期日前投票をしたいのに、まだ手元に入場券がない場合、どうすればよいのでしょうか。
神奈川4区 “マザームーン発言”自民候補 旧統一教会との断絶は
15日、報道陣をシャットアウトして行われた出陣式。

のぼりに隠れて見えませんが、自民党の山本朋広候補(49)です。
自民党・山本候補
「彼らとは一切関係を絶つ断絶宣言をしておりますし、政府与党としては解散命令を出しました。この解散命令にも私は大賛成」
彼らとは、旧統一教会のこと。解散命令ではなく「解散命令請求」が2023年に出され、今も裁判所で審理が続いています。

自民党・山本候補(2017年の音声より)
「マザームーンに先ほどカーネーションの花束をプレゼントさせていただきました」
山本候補は旧統一教会のイベントで韓鶴子総裁を「マザームーン」と呼ぶなど、関係の深さを指摘されてきました。
「マザームーン」と呼んだのは、名前を呼び間違えないためなどと文書でのみ釈明している山本候補。事務所の看板には裏金よりも上に「カルトにNO!」と書かれていました。
自民党・山本候補
「自民党にとっても、私にとっても、大変厳しい逆風の中の選挙となっております。旧統一教会の問題、これも私ははっきりとカルトにNOと訴えさせていただいております」

自民党や山本候補の対応が不十分だと批判するのは、立憲民主党の早稲田夕季候補(65)です。
立憲民主党・早稲田夕季候補
「団体(旧統一教会)となぜ付き合っていたのか、こんなにも深く関係があったのかということは、やはり国民にきちんとの説明責任を果たすべきだと思います」
経済政策では、時限的な消費税の減税や最低賃金2000円への引き上げなどを主張する早稲田候補。政治改革には政権交代が必要だと訴えます。
立憲民主党・早稲田候補(15日)
「旧統一教会まみれ、それから裏金政治。まっとうな政治に変えるためには政治改革。政治改革には政権交代しかありません」

横浜市の一部や観光地・鎌倉市などを含む神奈川4区。地元育ちをアピールするのは日本維新の会の加藤千華候補(26)です。
日本維新の会・加藤千華候補
「横浜生まれ、鎌倉育ちの26歳。銀行員として働いております」
候補者として県内最年少の加藤氏。大病をしたことが、政治家を目指すきっかけになったといいます。
日本維新の会・加藤候補(13日)
「人生は1回きりであると。人はいつ死ぬかわからない。国会に現役世代、20代30代40代、そして女性の声を届けたい」

参政党・津野照久候補(57)
「高齢者とかが本当に生活に困窮している、そういう話を聞く。若者たちがこの日本に明るい未来を期待できますか」
参政党の津野照久候補。財務省の発表によると、1970年は24.3%、2024年は45.1%になっている国民負担率を引き下げる必要性を訴えます。国民負担率は国民が所得からどれだけ税金や社会保険料を払っているかを示すものです。
参政党・津野候補(12日)
「総裁の首をかえたって今の石破総理、3年やって27か月実質賃金は上がらなかった。その政策を踏襲するって言っている。おかしくないですか。国民の負担を減らす、そういった政策が今すぐ必要じゃないか」
“短期決戦”となった今回の衆院選では、異例の事態も起きています。