より使いやすく便利に

現場の声を生かして改善日々開発が進む介護テック。中でも注目を集めているのは排泄関連の機器です。

こちらの施設では、ふたつの最新機器の運用を検討しています。

プレゼンテーションの場ではそれぞれのメーカー担当者の前で、職員が改善してほしい点を挙げていきます。

1つ目は、ベッドに敷いて、臭いで排泄の状況が判別できる「ヘルプパッド2」。

パッドに内蔵された臭いセンサーが排泄をキャッチ、AIが解析して情報を送るというもの。

メーカー担当者の前で挙げられた問題点とは?

やすらぎの郷牧山 熊谷妙子 施設長「臭いで検知ということですが、消臭剤とかけっこう使うので、感度が良すぎて拾い過ぎちゃうとかないですか」

「ヘルプパッド2」開発メーカー・aba 営業部 奈良めぐみさん「いま消臭剤を使われている理由や頻度をまず教えていただく必要があると思っています。そして運用を決めていただくことによって、誤作動というふうにとるのか、とらないのかっていうような所につながると思っています」

2つ目は「おむつナビ」。

2本のセンサーがついた専用のパッドと発信機でおむつの中の状態を感知、効率のよいおむつ交換が可能になります。

こちらも交換時期を色で知らせる画面がありますが、現場からは?

介護士「アラートが鳴らないのでタブレットを開いてみないと色が確認できないっていうところはありますね」

「おむつナビ」の開発メーカー・三和 HCB事業部 篠田素輝 主任「例えばナースコールの会社とかとシステム連携をすることによって、手軽に情報をインカムに飛ばすことができるのではないかと思いますので、他社との連携ということころを強化していきたいと考えています」

こうした現場の声によって製品はさらにブラッシュアップされ、世界が注目する画期的な介護テックへと進化していくのです。