交通事故で左半身の麻痺を患いながら車いすで今まさに中国地方一周に挑んでいる52歳の女性がいます。夢は47都道府県を車いすで巡ること。胸に秘めた思いを取材しました。
急な坂道を車いすで上りきり、兵庫県から岡山県に入った女性。中 環(なか・たまき)さんです。

(中 環さん)
「顔がドアップ過ぎる?まあ、いっか。」
岡山の人との交流を楽しみにしていました。

(中 環さん)
「(岡山の人に)何か食べてほしいものない?そういうのを聞いて食べたり、見に行ったりしたい。見かけたら、声をかけてほしい」
北海道札幌市在住の中さん(52)は普段使っている車いすで中国地方一周にチャレンジしています。
(中 環さん)
「ちょうどいい時間に走れた。きれいだ」

なぜ中さんはこのようなチャレンジを始めたのでしょうか。

37歳の時、ガソリンスタンドに勤めていたころ交通事故に合いました。左半身にマヒが残り一時は引きこもる毎日でしたが、5年前に父親をがんで亡くしたことが行動を起こすきっかけになったといいます。
(中 環さん)
「父が亡くなったりとかして、なんもやらないでそのままいなくなるのって寂しいじゃない。後悔するのは自分だし」
後悔のない人生をおくりたい、そう考え挑戦することにしたのが、昔からの夢だった47都道府県を訪ねることでした。
貯金をはたき、これまでに沖縄、四国、九州一周を達成。その次に挑んだのが今回の中国地方一周です。

(中 環さん)
「やってみよう、ダメもとでやってみよう」
約1200キロのルートを30日間で走るという今回の挑戦。少ない予算のため基本は野宿で、11キロあるテントと寝袋の入ったリュックを背負って走ります。
行く先々での応援が力になっているという中さん。
備前市日生では地元の人に“カキオコ”(カキ入りのお好み焼き)を教えてもらいました。

(中 環さん)
「美味しい」
車いすで今日も走り続ける中さん。胸に秘めた思いがあります。
(中 環さん)
「障害のあるなしに関係なく、年齢も関係なく、私も何かやってみようとか、各々がいろんなプラスの思いをもってくれるならがんばってみようと思います」
目標に向かってチャレンジし続けることが人生を豊かにする、中さんは走ることでその思いを人々に伝えています。

中さんはすでに岡山を出ていて、現在は広島県内を山口方面に向け走っています。来月(11月)5日までに中国地方一周達成を目指すということです。














