介護施設や訪問介護など、介護の現場で約20年勤めた中松さん。利用者や家族との関わりから感じてきたことがありました。
▽介護講師・中松光さん
「突然、介護が始まったっていう家族の方が非常に多くて。その方たちに介護の備えをしていただけると、もっと生活とか仕事とか、その方たちの悩みが減るんじゃないかなと」

「(自身が)教える側に行くことで、より多くの人に介護の知識とか技術を伝え、突然の介護の大変な部分が少しでも減るように。そして現場の人たちも、その知識・技術を身に着けることでより良いケアができるようにということで、フリーの道を志した」
2018年、フリーの介護講師として「となりのかいご屋さん ココカラハピネス」を立ち上げた中松さん。
介護福祉士や認知症ケア専門士、保育士など保有する資格は15以上に及び、幅広い知識をいかして、介護の相談や資格取得の研修、介護の現場で働く人への技術指導も請け負っています。
こうした介護の人材育成に携わる取り組みは、「すべての人に健康と福祉を」というSDGsの目標にもつながっています。

▽将来に備えて受講した人は…
「今は歩行器やつえを母が使っていて。これから、いろいろ必要になってくるのかなと。こんな機能があるんだとか、新しい発見があって。その中から、また母に合ったものを選んでいけるなと、すごく勉強になりました」