カードローンの取り扱いのため、八十二銀行に出向していたアコムの社員が、八十二銀行と預金取り引きのある個人の氏名や電話番号およそ10万4000人分を、出向元に送信していたことが分かりました。

八十二銀行によりますと、情報を漏洩したのはカードローンの業務提携などのため、アコムから出向していた社員です。

この社員は、本来送信してはならないカードローン契約者以外の個人の住所や電話番号など10万4000人余りの情報を、契約上問題ないと誤認して出向元にメールで送り、共有していました。

2026年1月の八十二銀行と、長野銀行の合併に向けてカードローンを移行する手続きで、長野銀行の契約者の名前などおよそ1800人分を顧客の同意のない状態で
出向元に送信していたことが分かり調査を行っていました。

送信された情報はアコム社内での利用や社外への流出はなく破棄したとし、八十二銀行は、「ご心配とご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます」とコメントしています。