どんな人が感染、重症化しやすい?

 約80%が14歳以下という特徴もあります。尾内特任教授によりますと、これは環境の要因で、学校など密度が高い集団生活の中で広がりやすいということです。

 そして、4~5日かけてじわじわと発熱するところがポイントです。また、せきは痰が絡まない乾いたせきだそうです。ちなみに詳しく聞くと、肺胞の中で炎症を起こすと痰が出てくる、肺胞の外だと乾いたせきが出るということです。

 そして年代にも差があります。重症化しやすいのは5~50歳まで。免疫機能が過剰反応すると重症化するということですが、重症化する人としない人の差はまだわかっていないようです。

 幼児と高齢者がなぜ重症化しにくい=免疫の過剰反応を起こしにくいかというと、幼児はまだ免疫機能がしっかり成長していないため、高齢者は免疫機能が衰えているからではないかと言われています。