大きく様変わりした街の雰囲気…訪れる客層にも変化が

 店は昭和の雰囲気のまま。その一方で街は平成~令和と大きく様変わりしました。

 (三吉うどん・2代目店主 岸野友和さん)
 「こういう宿泊施設なんかもね、ホテルも新しくできて。昔はちょっと治安も悪いと言われていましたけど、そういう昔のイメージとか知らない方とかがメインで来られているから。うちは立ち食いうどん屋ですけど、家族連れの方とか若いカップルの方とかも結構来られるようになってね」
10.jpg
 こちらの女性3人組は愛知県から来たといいます。

 (愛知から来た客)「(Q今日はどうして?)まぁ遊びに。先週も来たんですよ、3日で休み取って。先週も来て、今週も来て」

 2週連続での来店。関西風の味にはまったようで、ダシまできれいに飲み干し完食です。

 (三吉うどん・2代目店主 岸野友和さん)
 「うちも女性3人って珍しいんで。今でこそ観光地になりましたけど、昔はおっちゃんの街やったんで」
11.jpg
 店の近くでも大きな変化がありました。すぐ隣の通天閣では、今年5月に全長約60mの巨大な滑り台「タワースライダー」がお目見えし、人気スポットになっています。店の真上のスライダー。これにはさすがに岸野さんも最初は戸惑ったそうです。

 (三吉うどん・2代目店主 岸野友和さん)
 「悲鳴が聞こえてくるんですよ。やっぱりこの辺ね、多少治安の悪い所が…、今はほとんどないですけど。その悲鳴で『またなんかあったんか』とか最初は本当にびっくりして。『あ、そっかスライダーや』って」