◇大学生・野手◇

野手では、大学日本代表の4番を務めた渡部聖弥内野手(大阪商業大)も1位指名の可能性がある。牧秀悟(DeNA)と似た雰囲気を持つ右打者で、逆方向への打球も強さがある。走攻守3拍子揃い、内外野(主にサード、セカンド、センター)を守れるというのも大きな武器だ。

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◇社会人・野手◇

社会人No.1キャッチャーと呼び声高い石伊雄太捕手(日本生命)は、上位指名の可能性がある。7月に行われた阪神とのプロアマ交流戦では盗塁を2度刺すなど、自慢の強肩をアピール。湯浅京己(阪神)と保育園が一緒で、少年野球チームも同じ。幼なじみバッテリーが誕生するのかも注目される。

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去年、巨人からドラフト4位指名を受けた泉口友汰と二遊間のコンビを組んでいた水島滉陽内野手(NTT西日本)は、走攻守そろったリードオフマン。

大阪桐蔭“最強世代”の一人、山田健太内野手(日本生命)は、持ち味だった打撃に勝負強さが増した。山田のチームメイト、立松由宇内野手(日本生命)もスカウトから注目されている。

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大学生も、俊足強打の左打者・柴崎聖人外野手(大阪経済大)最速151キロ右腕・林翔大投手(大阪経済大)など、楽しみな選手が多い関西のアマチュア野球界。一体どんな選手が12球団から指名されるのか、今からワクワクが止まらない。高校生編に続く。

◇取材・文
金山泉(かなやまいずみ)MBSアナウンサー。1982年6月5日生、新潟県上越市出身。 野球とB’zをこよなく愛する。投手として首都大学リーグ2部で通算11勝(8敗)をマークした。