建物の老朽化と、佐藤館長が経営していた珍味製造会社の倒産が理由です。

土方・啄木浪漫館 佐藤豊 館長
「(展示資料は)貴重なものばかりでね、非常に辞めるのは惜しい」

 浪漫館は1999年にオープン。

その5年後、HBCは土方に扮した佐藤館長を取材していました。

土方・啄木浪漫館 佐藤豊 館長
「逃げるものは斬る!この兼定で!」「(土方が)あなたは俺の生まれ変わりだから『ぜひ記念館をやってくれ』と夢に出た」

 佐藤館長は土方の歴史にまつわる日本刀や文献などの資料を集め続け、その数は1300点以上にのぼりました。

土方・啄木浪漫館 佐藤豊 館長
「司馬遼太郎『燃えよ剣』の小説の中で、土方歳三が探し求めた刀。古刀が好きだった。自分にとってこれが人生の集大成と…」

そんな”土方愛”がつまったコレクション。

佐藤館長は、閉館後の行く末を心配しています。