地震を乗り越え販売再開から4か月、信州人に絶大な人気があるというちくわなど、長野県が消費量日本一の商品のわけを探ります。
平記者:
「出来たてホヤホヤのビタミンちくわです。いい匂いがします」

発売から72年、石川県七尾市の水産加工・スギヨで製造している「ビタミンちくわ」。
生産量の7割が長野県で消費されているという「ビタちく」は、元日の能登半島地震による生産停止を乗り越え、販売再開から4か月が経ちました。
スギヨ担当者:
「全国から応援のお声とかお手紙とかたくさんいただくんですけども、長野県から皆さんからのお声がものすごく多くて」
被災した工場は、およそ5か月で復旧し、その翌日には、県内のスーパーなどで販売が再開されました。
買い物客:
「再開したんだなと思って、うれしく思いました」
県A・コープ山崎進社長:
「どの家庭の冷蔵庫の中にも必ずある食品ですので『おかえりなさい』というのが実感です」
スギヨ担当者:
「ビタミンちくわって忘れられてしまうんじゃないかっていうのが社員の中でも不安に思っている人たちがたくさんいたんですけども、長野県の方はその間もずっと待っててくださって再開した後にはおかえりと言ってくださって」
「これからも皆様のために心を込めて作らねばという思いを新たにしています」
飯塚アナウンサー:
「ビタミンちくわやっぱこれですよね」
「白地に緑の文字、あとこの字体変わりませんね」