地域の発展に貢献し、活躍が期待される人たちに贈るMBC賞・受賞者を紹介するシリーズです。きょう2日は、年間の相談件数が1300件以上。犯罪被害にあった人やその家族を支援するかごしま犯罪被害者支援センターです。

突然失われる日常

「犯罪の被害にあわれた方々は私たちの隣人です」

街頭で犯罪にあった被害者への支援を呼びかけるのは、かごしま犯罪被害者支援センターのスタッフです。

センターは県内で唯一の民間による犯罪被害者の支援団体として2005年に設立。職員は事務局長と相談員のあわせて6人で、全員が県警の元警察官または元職員です。

このほか、登録ボランティアが34人いて、電話や面会での相談に応じたり、病院や警察署へ付き添ったりするなどの支援をしています。

(かごしま犯罪被害者支援センター 永家南州男事務局長)「(被害者やその家族は)事件にあったショックや、周りの目が気になり自宅から出られなくなる、相談員が自宅に行って必要なものを聞いて、それを買って届けるなど直接的な支援もしている」