玉山(ぎょくざん)は、台湾の中央部に位置する3,952メートルの山です。富士山の3,776メートルより200メートルほど高く、日本統治時代には「新高山(にいたかやま)」と呼ばれていました。台湾にはこの玉山をはじめ、3000メートル級の山々が連なる台湾山脈が南北にのびています。

これまでも台風が台湾に上陸し、急激に衰えるケースがありました。台風は一般的に1万メートルほどの高さがありますが、台湾の3000メートルから4000メートルほどの山々にあたって、台風の循環=渦が崩れることや、上陸して海面からのエネルギー供給がなくなることで、急激に衰えます。

台風18号は台湾に近づいたあと4日には熱帯低気圧に変わる予想ですが、油断は禁物です。雨雲が日本列島付近にのびる秋雨前線に取り込まれ、大雨のおそれがあります。7日(月)から8日(火)は再び全国的に雨となりそうです。8日(火)までの雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。

熱帯低気圧でも油断禁物 秋雨前線に取り込まれ大雨おそれ

雨・風シミュレーションでは、4日(金)ごろにかけて、西日本の広い範囲で雨が予想されています。秋雨前線が4日にかけて九州付近に停滞する予想で、台風や熱帯低気圧から暖かく湿った空気が流れ込み、大雨のおそれがあります。

前線が停滞する予想
3日の雨・風シミュレーション 7日(月)までのシミュレーションは画像で掲載

金曜日まで雨が予想されるエリアが多く、土日は雨のエリアは少ないものの、7日(月)から8日(火)は再び全国的に雨となりそうです。8日(火)までの雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。

気象庁の波・風・雨の予想

[波の予想]
▼3日に予想される波の高さ
  沖縄地方 4メートル うねりを伴う
▼4日に予想される波の高さ
  沖縄地方 3メートル うねりを伴う

[雨の予想]
沖縄地方では4日にかけて、台風周辺や台風本体の暖かく湿った空気が流れ込んで大雨となるおそれがあります。
▼3日6時から4日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  沖縄地方   120ミリ
▼その後、4日6時から5日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  沖縄地方    60ミリ

[防災事項]
気象庁は、沖縄地方では、土砂災害、低い土地の浸水や河川の増水に注意・警戒し、うねりを伴った高波と落雷や竜巻などの激しい突風に注意を呼びかけています。8日(火)までの雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。
今後の気象情報に注意してください。