強い台風18号は、台湾の南にあって、ほとんど停滞しています。気象庁は、沖縄地方では、土砂災害、低い土地の浸水や河川の増水に注意・警戒し、うねりを伴った高波に注意するよう呼びかけています。台風18号は4日には台湾海峡で熱帯低気圧に変わる予想ですが、雨雲が九州付近に停滞する秋雨前線にとりこまれ、広い範囲で大雨のおそれがあります。雨・風シミュレーションでは、4日(金)ごろにかけて、九州を中心に西日本の広い範囲で雨が予想されています。土日は雨のエリアは少ないものの、7日(月)から8日(火)は再び全国的に雨となりそうです。8日(火)までの雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。

台風18号 気象庁の進路予想
気象庁によると、強い台風18号は、3日正午には台湾の南の台湾海峡にあって、ほとんど停滞しています。中心気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルです。
4日0時には強い台風ではなくなり、台湾海峡でほとんど停滞する予想です。中心気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルと予想されています。

4日12時には台湾の南の台湾海峡で熱帯低気圧に変わる予想で、1008ヘクトパスカルで南南西にゆっくりと進むとみられます。
急激に減衰する理由 台湾にある「玉山」標高約4000m
台風18号は、当初、台湾に上陸し急激に衰える予想でした。その理由のひとつが台湾にある山の高さです。