今回のヒーローは、燃える指揮官、ベガルタ仙台・森山佳郎監督。常に成長を求める56歳は、ひときわ熱く、選手よりも汗をかく。「自分が一番努力していたら、選手にもその努力じゃ足りないよと言える」と語る指揮官の素顔に迫ります。

ベガルタ再建を任された男

ベガルタ仙台 森山佳郎監督:
「負けたとしても、これ難しいですけどね。サポーターの方が勝利しか望んでいなかったら、なかなか難しいんですけれど、あきらめずに戦い抜くという、そういうチームにはなってきているんじゃないかなとは思う」

低迷が続いたベガルタの再建を任され今シーズン就任。Jリーグでは初めて指揮を執りますが、月間優秀監督賞に選ばれるなどその手腕に注目が集まっています。

ベガルタ仙台 森山佳郎監督:
「僕は昔からそうですけれど、チームを強くするときに個を太くというか、個を強く、とにかく結果がなかなかでなくても、個を鍛えて強くして大きくして、その総力結集で勝っていくという」

かつては槙野智章や久保建英ら代表メンバーも指導、選手の伸びしろを見い出してきました。

ベガルタでも結果だけを追い求めることなく、長いスパンで選手強化に着手、リーグ戦でも積極的に若手起用、選手と共にチャレンジを続けています。