様々な事情で義務教育が受けられなかった人が学ぶ「夜間中学」について協議する委員会が27日、大分県庁で開かれ、2026年春の開校に向けて有識者が意見を交わしました。

27日開かれた委員会には県教委の職員や学識経験者など、9人の委員が参加しました。夜間中学は様々な理由で十分な教育が受けられなかった人が学ぶ場で、県教委は2026年4月の開校を目指しています。

県立夜間中学設置支援委員会

27日の委員会では「学ぶことの楽しさを感じる学校」といった教育理念の案が示され、委員からは「仲間と学ぶ楽しさという文言を加えたらどうか」といった意見があがりました。

(県立夜間中学設置支援委員会・清國祐二委員長)「県民のみなさんの中には学び直したい、学びたいという方がいらっしゃるので、思いにこたえられるような学校を目指して今後準備を進めることが重要」

県教委はさらなるニーズを探るため、昨年度に続き10月28日から5日間、オンラインで夜間中学の模擬教室を開催することにしています。