気象庁によりますと、台風16号(シマロン)は26日15時頃、日本の南で熱帯低気圧に変わりましたが、その他、台風に変わる見込みがある熱帯低気圧が日本の南に2つあります(今後の進路、雨と風の予想は画像でご覧いただけます)。

西側にあるものを熱帯低気圧a、東側にあるものを熱帯低気圧bとします。

熱帯低気圧aは、27日6時、沖縄の南にあって、ゆっくりとした速さで南南西に進んでいます。中心気圧は1004ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルの風が吹いています。

今後、熱帯低気圧aは発達し、28日6時までに台風になる見込みで、29日頃まではフィリピンの東へ南下するものの、30日から10月2日にかけては沖縄の南を北北西、または北へ進む見込みです。

熱帯低気圧bは、27日6時、マリアナ諸島あって、1時間に20キロメートルの速さで北北西に進んでいます。中心気圧は1004ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルの風が吹いています。

今後、熱帯低気圧bは発達し、28日6時までに小笠原近海で台風になる見込みですが、29日にかけて小笠原近海を北西へ進み、30日3時までには日本の南で再び熱帯低気圧へ変わる見込みです。