単に宿泊するだけではなく、島の文化にもっと触れてもらおうと、地域の伝統行事に、宿泊客にも参加してもらうプラン作りが始まっています。

奄美市笠利町・屋仁集落で毎年9月に行われている八月踊り。400年以上前に始まったとされる伝統行事です。

両親が奄美大島出身で、去年2月、神奈川から移住してきた伝泊の永嶋美南さん(28)。

来年の八月踊りに宿泊客も参加してもらうため、この日、県外出身のスタッフ2人ともに、実際に体験することにしました。

(伝泊 永嶋美南さん・28)「先祖とか年上の方、目上の方に感謝するという心があるとか、人として大事なことに気づかせてもらえるという意味で、すごく癒しの島だなと私は思う」「おじゃましますという集落への敬意を忘れずに、一緒に楽しんでいけたらと思う」

(埼玉県出身 川畑輝明さん)「中にちゃんと入っていけるかなというのはちょっと不安」

(北海道出身 西村愛沙さん)「体験したことのない文化なので今から見るのがとっても楽しみ」

陽が沈んだころ、屋仁集落に住民たちが集まってきました。