鹿児島ゆかりの作家・椋鳩十さんの生誕120年を記念した特別企画展が26日から鹿児島市で始まりました。
作家の椋鳩十さん・本名、久保田彦穂さんは1905年・明治38年に長野県で生まれ大学を卒業後、鹿児島で教師を務めながら小説や動物の物語を発表。県立図書館長も19年務め1987年に82歳で亡くなりました。
26日は開会に合わせて横浜市在住で椋さんの三男久保田幸雄さんら家族や孫が訪れました。
(椋鳩十さんの三男 久保田幸雄さん・89)「本当に懐かしいし、私の知らないことまで集めてもらって本当に感謝」
会場には椋鳩十さんが出版した初めての雑誌、「晴天」や1975年に出版された「ほうまん池のカッパ」の草稿「カッパとちからもち」が初公開されています。
また、取材ノートや家族の写真など、およそ200点が展示されていて訪れた人たちは学芸員の解説を聞きながら作品を観賞していました。
(長田中学校3年 有薗智也さん)「どんな人なのか興味があり、深く知ることができてよかった」
椋鳩十生誕120周年記念「椋鳩十それぞれの顔」は来月28日まで鹿児島市のかごしま近代文学館で開かれています。