別の市では『木を伐採』『ロケット花火』などでも駆除できず

 急増するシラサギ。一方で駆除は簡単ではありません。兵庫県丹波篠山市では15年以上前からシラサギの被害があり、市は巣がある木を伐採するなどの対応をとってきました。しかし群れは別の木に移り、そこで再びトラブルに。
 住民たちは鳥獣駆除用のロケット花火で追い払おうとしましたが、一旦飛び立っても数分後には元の木に戻り、全く動じません。

姫路市にとってシラサギは“街のシンボル”で駆除は…

 一方の姫路市。シラサギは街のシンボルということもあり駆除には消極的です。市は道路の清掃や、落ちてくるフンへの注意を呼びかける看板を設置するなど、まずは住民の被害の軽減に取り組んでいます。
 (姫路市公園緑地課 志水浩樹さん)
 「今後のことを考えると、このままどんどん繁殖地が大きくなるというのは好ましくないのかなと現地に来て思いますので、今後、専門家の意見も聞きながらどういったあり方が望ましいかは判断していくことになると思います」

 夏が終わると多くのシラサギは姫路の街を後にします。来年またこの山に戻ってくる前に、何らかの対策が求められるのではないでしょうか。