『白鷺城』の愛称で有名な世界遺産・姫路城(兵庫県姫路市)。しかしその姫路市でシラサギが大繁殖しているということです。シラサギによるさまざまな被害に住民らは頭を抱えています。

フンや食べ残しが道路に…街の“シンボル”が大繁殖

 世界遺産の姫路城。真っ白の天守閣がシラサギの飛ぶ姿に見えることなどから『白鷺城』とも呼ばれています。
 姫路市はシラサギを街のシンボルである市鳥に指定していますが、今そのシラサギを巡って問題が起きているのです。

 (近隣住民)
 「すごいよ!何百羽というやつやな」
 「ギャアギャアギャアっていってるよね。(鳴き声は)かわいくない」
 「ウンチかけられたとか結構あるみたいで」
 現場は姫路城から車で約4分の場所にある手柄山。周辺には小中学校があり生徒たちの通学路になっています。
 (記者リポート)
 「あそこですね。木の上にシラサギが集まっています」

 体長90cmほどの大きなシラサギ。山の至る所にずらっと100羽以上が確認できます。
 よく見てみると木の上には巣がつくられています。この山はシラサギの一大繁殖地になっているのです。
 取材班が近づいてみると、シラサギがいる木の下部は、葉がフンで真っ白になっています。
 道路にも白いフンの跡が点々とついています。
 さらに、路上にシラサギの食べ残しがそのまま放置され、あたりには悪臭が漂っています。

 (記者リポート)
 「え!魚が落ちていますよ」