「総菜工場の職員」が発案
この体験型施設を運営しているのは、キユーピー。
もともとキユーピーグループの総菜工場で働いていた松村さんが企画し、社内ビジネスコンテストで優勝したのが始まりでした。
『深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム』松村さん:
「マヨネーズやドレッシングを野菜にかけていただくので、野菜を楽しんで好きになってもらいたくてこの施設を作りました」
確かに、野菜好きが増えればマヨネーズの売り上げにつながります。
さらに、社員教育にも使えちゃう!
2024年の入社式はこの農園で行われ、「キユーピーといえば胡麻ドレッシングなので自分たちで植えよう」と、新入社員がゴマの苗の植え付けをしたとのこと。

畑の管理は地元深谷市の農家と提携していますが、こだわりは農薬を使わないこと。除草も全部手でやっているんです。
農園スタッフ:
「大変だけど、子供たちの『うおー』とか歓声が聞こえると、もうそれでオッケーです」

併設するマルシェでは、栽培した野菜や深谷市の獲れたて野菜も買うことができます。
旬の野菜を“無限ループ”できるレストラン
さらに畑の隣にあるレストランでは、“その時とれる旬の野菜を、もっともおいしく味わえる料理”を専属のシェフが提供。

「長野県産りんごと豚肩ロースのロティ」(1950円)や「茄子と黒ゴマのピリ辛トマトソースパスタ」(1800円)などランチメニューも豊富ですが、どれもお値段2000円弱とちょっとお高めの印象…。
『深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム』松村さん:
「でも全部にサラダバーがついているので、しっかりお野菜をお腹いっぱい食べていただくことができます」

そう、全メニューが食べ放題のサラダバー付き!
こちらがメインといっていいほど、様々な野菜料理がずらりと並んでいます。
中でも、無限にニンジンが食べられると人気なのがキャロットラペ。最初に塩でもむのがシェフのこだわりなんだとか。

原部員:
「ん!シャッキシャキ!うわ、甘いですねニンジンも」
松村さんのおススメは野菜たっぷり、ごろっと大きな鶏肉が入った「ファームカレーライス」(1800円)。

野菜の旨味を閉じ込めたカレールーは、原部員も「よく食べるカレーと違ってポタージュ感がある!」と大絶賛でした。
でも…。カレーなどのメニューをはじめ、サラダバーのドレッシングもシェフのお手製と、“キユーピー感”がないんです。そのワケは…
『深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム』松村さん:
「キユーピーのドレッシングの施設じゃなくて、あくまで“野菜が主役の施設”なので。ただ本社からは『自社商品をもっと置いたらどうだ』と言われたりします(笑)」

休日限定のマヨネーズ作り体験(1000円/人)も人気だというキユーピーの体験型施設。“野菜好きにはたまらない”、野菜を思う存分堪能できる行楽スポットです。
(THE TIME,2024年9月24日放送より)














