暖かい海面水温+寒気流入で大雪も “クリスマス寒波・年末寒波”に注意

RCCウェザーセンター 近藤志保 気象予報士(2024年11月13日)
「安芸太田町です。雪で路面は真っ白です。寒さで手や顔が痛い。」

去年、広島県内でも中国山地沿いで11月前半に降った初雪では、いきなりまとまった積雪となりました。

長期予報の予想データをみると、12月以降は地上の気温を大きく左右する上空下層の気温が平年よりも低い予想です。寒気が入りやすい可能性を示しています。

RCCウェザーセンター 下江美帆 気象予報士
「現在、日本海の海面水温は山陰沖で30℃近くあり、海面水温は平年よりも5℃以上も高く記録的に暖かくなっています。こうなると、特に12月などは水温が下がっていない暖かい海面の上に寒気が流れ込むと、予想以上に雪雲が発達して大雪となる可能性もあります」

本日24日にあわせて発表された10月~12月にかけての3か月予報では、10月の気温は平年よりかなり高いものの、11月以降は平年並みとなっています。

北広島町八幡(2023年12月22日)

この夏が記録的な猛暑であっても、秋は駆け足で過ぎ去り、 冬らしい寒さがやってきそうです。