
気象庁は、毎年9月のこの時期に12月から来年2月までの冬の天候に関する「寒候期予報」を発表しています。先週までは異例の猛烈な暑さが続いていましたが、この冬の天候はどうなるのでしょうか。
冬は普通に寒い 冬型の気圧配置強まり中国山地は雪多い可能性
寒候期予報(中国地方)
気温…ほぼ平年並み
降雪量(山陰・山陽北部の中国山地)…平年並みか平年より多い
寒候期予報によると、この冬の中国地方は「冬は普通に寒くて中国山地では雪が追い」可能性が示されています。

その理由としては
▼この冬までに「ラニーニャ現象」が発生する可能性が高く、太平洋熱帯域の海面
水温は西部で高く、中・東部では低くなる。
▼インド洋熱帯機では海面水温が東部で高くなるため、インドネシア付近を中心に
積乱雲の発生が多くなる。
▼これらの影響で、上空の偏西風が日本付近ではやや南に蛇行する見込みで、
大陸のシベリア高気圧が南東側に張り出しが強まる時期がある。

以上のような影響から、気象庁は東日本や西日本を中心に冬型の気圧配置が強まる時期があり、寒気の流れ込みが強まるタイミングがあると予想しています。