淺岡さん:
「要救助者全員を必ず見つけて、部隊と共に下山をして、ご家族のもとへ連れて帰ることを考えていた」

ドローンや金属探知機なども使い、必死の捜索が行われましたが、男性1人を発見したものの、5人の行方不明者を見つけられないまま、活動を終えました。

淺岡さん:
「5名の行方不明者が残ったことは無念の思いであった。ご家族に申し訳ないという気持ち。捜索活動に全力を尽くしましたので、捜索活動自体に悔いを残した者はいない」
「発生してからあれがないこれがない知識がないということでは救える命も救えない」
「事前知識や情報によって臨機応変に対応できるかどうか、これが大切なんじゃないかと思います」

陸上自衛隊松本駐屯地 佐藤雅也さん:
「何があっても対応できるよう訓練は日頃からやっているつもりではありますが、さらに強化していきたいと思っている」

噴火災害から10年。

壮絶な現場を経験した隊員たちが、次の災害への備えの大切さを伝えています。