秋は蚊の季節刺されないために11月まで「服の色」「足指のにおい」「飲酒や運動のあと」に注意今年の夏は、35度以上の猛暑日が続き、福岡県太宰府市では国内最多記録を更新しました。
一方で、夏の厄介者である蚊に刺された人は少なかったようです。専門家はこれから涼しくなってくると蚊の活動が活発になるため、11月上旬までは対策が必要だと話しています。
今年の夏、蚊が減った
「刺されていないです。実家に帰っても、実家は田舎の方なんですけど、刺されてないかもです。」
「刺されてない気がします。減ったよね?気温が上がったから減りましたよね。」
「20回くらい刺されました。仕事柄、外で草むしりとかすることがあって。前より少なくなった気はしますね。」
メスの蚊産卵のために吸血

メスの蚊は産卵するための栄養源として吸血します。
ヒトスジシマカは昼から夕方にかけて、アカイエカは夕方から夜にかけて活動しますが、蚊の生態に詳しい専門家は、「今年の夏は猛暑で、蚊が少なかった」と話しています。

産業医科大学 非常勤講師 「三共消毒」顧問 荻野和正さん「35度超えたら蚊はすぐ死んでしまいますから。人に対して吸血する蚊が多分、今年の夏は少なくなったんだと思います。」
蚊が活動する気温は20度から30度

蚊が活動する気温は20度から30度くらいで、35度を超えると動きが鈍くなります。
産業医科大学 非常勤講師 「三共消毒」顧問 荻野和正さん「夏の暑い時期からシフトして、春先と秋口に出る。11月上旬とか、そのあたりまで、普段よりも長い間、遅くまで蚊に悩まされる機会が増えるのではないか。」