19日、兵庫県の斎藤知事への不信任決議案が可決されました。今後の対応については名言を避けた斎藤知事。県民はどう受け止めているのでしょうか?
「大きな、重い判断になる」 10日以内に判断 4つのシナリオ

加藤シルビアキャスター:
19日、兵庫県議会に不信任決議案が提出されました。賛成86、反対0で、全会一致で可決されました。
斎藤知事(20日・SNSより)
「県政が今の状況になっていること、県民の皆様にご心配やご不安を抱かせてしまっていること、まずは、心からお詫びします。大きな、重い判断になります。しっかりと考え、決めます」
今後は4つのシナリオがあり、10日以内に判断することになっています。

▼1つ目のシナリオ「議会を解散」
その場合、40日以内に県議選が行われます。新たな議会のもとで不信任決議案が再可決(出席議員の過半数)されると、強制的に失職。その後、50日以内に知事選となります。
▼2つ目のシナリオ「辞職」
自ら辞める決断をした場合は、50日以内に知事選となります。
▼3つ目のシナリオ「失職」
10日以内に「解散」「辞職」を選ばなかった場合、50日以内に知事選となります。
▼4つ目のシナリオ「解散・辞職」
議会を解散して辞職する場合、40日以内にダブル選挙となります。
県民はどう思っているのでしょうか。
50代
「自分が正しいというなら出直し選挙したらいい。一回選挙して信を問うのが良い」
70代
「早く辞めた方がいいのでは。選挙するにも金がかかる。選ぶ人(県民)がちゃんと選ばないと」
50代
「辞任したら問題を認めることになる。そこが引っかかっているのかな」
30代
「知事も政策や改革は進めてきていたので、そういう点は引き継いでくれる人が出てきてくれればいいな」
日比麻音子キャスター:
この間にも県政の混乱や不安は続いています。ここまでの流れをどう見ていますか。

産婦人科医 宋美玄さん:
私は兵庫県出身でなので、兵庫県のネガティブなことが連日ニュースになるのはつらいです。知事以外の形で兵庫県に貢献できることがあるのではないかと思ってしまいます。選挙にはお金もかかるので、どうなのだろう…と見ています。
日比キャスター:
税金が使われることになりますね。
産婦人科医 宋美玄さん:
ぞれぞれの疑惑がすごく大きいわけではないかもしれませんが、県民の気持ちが戻るようには思えません。
日比キャスター:
まだ真相がわかってないこともたくさんあります。