火山マイスターは噴火災害をきっかけに県が制度をつくりました。

知識などを問う審査を経て、2018年以降28人が認定され、御嶽山を訪れる人に安全な登山などを呼びかけています。


そして、活動開始から7年目の今年は、御嶽を目指す登山者が多い中京方面にも活動を拡大。

講演会や体験型の講座を開き、噴火災害や火山の仕組みを伝えました。

最近は、木曽以外の地域に住む火山マイスターも増えています。


小口さん(松本市在住):
「地元の人の思いが強い、そして信仰の山であるということで(木曽の人たちが)畏敬の念を抱くというところに惹かれた」

普段の仕事も、暮らす地域もそれぞれ異なるマイスターたち。

共通するのは大勢の人に御嶽山や自然への関心を深めてほしいとの思いです。

御嶽山火山マイスター三澤立さん:
「御嶽山は植生も豊かですし、魅力もたくさんある場所なので、噴火の怖さはあるが、それも含めて自然の良さということを伝えていけたらと思っています」