パワハラ疑惑などで告発された兵庫県の斎藤知事に対する不信任決議案が県議会に提出され、全会一致で可決されました。今後、知事が下す決断は「辞職」か、それとも「議会の解散」か。その選択次第で、退職手当や選挙費用といった「お金」の面にも影響が及びそうです。
斎藤知事不信任案 全会一致で可決
兵庫県の斎藤知事を巡る問題は19日、最大の“ヤマ場”を迎えました。

次々と積みあがっていくのは、斎藤知事への不信任を示す「白票」です。
兵庫県 浜田知昭 議長
「投票総数86票、白票86票。よって斎藤元彦 兵庫県知事に対する不信任決議案は可決されました」
可決された瞬間も、知事の表情が変わることはありませんでした。
議会終了後に取材に応じた斎藤知事、まず問われたのは…

Q.今の率直な心境は?
兵庫県 斎藤元彦 知事
「改めて県民の皆さま、全ての皆さまに、結果的に心配や不信感を抱かせてしまっているということになっていますし、本当に心から申し訳ないという思い」
Q.不信任案の可決を招いた要因は?
斎藤 知事
「今の状況を招いているのは、私に責任があるという風に思っています。不信任決議を全会一致で私に対して可決したという状況、この結果をもって私の責任があると思う」

Q.一連の文書問題について結果責任を認めた?
斎藤 知事
「今も私は変わりなく問題ない面があると考えてますけど、こういった結果になってるということ、議会の皆さんから全会一致でこういった形を示されたということは、結果責任としては重いと考えています」
そして、質問は「知事が今後どう動くのか」に移りました。

Q.県政を前に進めていくという思いは?
斎藤 知事
「その気持ちは変わりはないです。 これまで改革を進めさせていただいて、新しい時代に向けた取り組みを自分なりにしてきました。それを続けていくということが、私としては大事な思いだということです」
「県政を前に進めていくという思いに変わりはない」という知事に対し、街の人は…
兵庫県民
「辞めていただきたい」
「会見見てたらだめですよね。人の心がない」