万博チケットがふるさと納税返礼品になったワケ
小笠原キャスター:
大阪・関西万博をふるさと納税にするというのは、前売りチケットの売れ行きがよくない、というところがあるのだと思います。

前売りチケットの「開幕券」(2025年4月13日~26日入場可)は18歳以上4000円と、開幕後に販売される一日券に比べると3500円安いです。

どれぐらい売れていないかというと、万博前売りチケット目標枚数は1400万枚ですが、現在の販売状況は約499万枚と目標の36%に留まっています。
そんな中、大阪市は商業施設などにチケット購入などを手助けする窓口「万博来場サポートデスク」を設置しています。また、大阪府内の約40市町村でふるさと納税の共通返礼品にする方針です。大阪市を除く39市町村への希望調査では、取り扱いに前向きな回答だということです。

街の声を聞いてみると「県外の人も来てくれたらいいと思う」という声もある一方で、「チケットの売れ行きが良くないからあがきだと思う」という人もいるという状況です。
井上キャスター:
これは仕方ないことですが、大阪と他の都市での温度差は結構広がりつつありますね。
萩谷麻衣子さん:
魅力がもっと全国的に広がり周知されていれば、ふるさと納税の返礼品にしなくてもチケットは売れたと思いますが、赤字を出さないよう、とにかく頑張るしかないんでしょうね。
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<プロフィール>
萩谷麻衣子さん
弁護士
結婚・遺産相続などの一般民事や、企業法務を数多く担当