宮城県石巻市の大川小学校で9月、紙灯ろうに明かりを灯す催しが開かれました。企画した一人、只野哲也さんは、津波から奇跡的に助かったものの多くの同級生、そして家族を亡くしました。ふるさとで挑戦を続ける只野さんの姿を追いました。

おかえりプロジェクト

9月7日、石巻市の震災遺構、大川小学校です。

卒業生の只野哲也さん(25)は、「Team大川未来を拓くネットワーク」の代表として震災の犠牲者を追悼するとともに、地元の若者がふるさとに帰ってくるきっかけにしてもらおうと「おかえりプロジェクト」を2022年から開催しています。

只野哲也さん:
「防災の先にある景色を知った私たちだからこそできるコミュニティづくりがあると私たちは確信している。そのための『おかえりプロジェクト』」