ある日突然温泉がぬるく…お湯も少なく…真冬の温泉郷に訪れた異変

タマ伸也 さん
「林の中の木漏れ日、最高に気分が良くない?車の中だけどα波感じるみたいな」

青空の下、自然豊かな並木道を走行していると、「津軽国定公園 嶽温泉」の看板が見えてきました。そして、弘前市にある「嶽ホテル」に到着。

タマ伸也 さん
「お邪魔します。源泉の温度が下がっちゃって休業してたんだけど、やっと復活したんですよね?」
嶽ホテル 女将・萢中るみ子 さん
「そうです」

岩木山麓にある『嶽温泉郷』は300年以上の歴史があり、『湯治場』として栄えました。この温泉郷に異変が起きたのは2022年12月。4つある源泉のうち、最も熱い源泉の温度が80℃から50℃前後に低下して、お湯の量も5分の1に減少する事態に見舞われました。これで、6軒あった旅館のうち、1軒は廃業に追い込まれます。
調べてみると、実は全国の温泉地でこのような現象が起きていて、温泉井戸の不調や過度な供給など原因はさまざま考えられるといいます。
『嶽ホテル』は源泉から最も離れた場所にあるため、最も熱い源泉の回復とそれよりも温度が低い源泉の整備を待って、2023年4月、ようやく再開に漕ぎつけたのです。

タマ伸也 さん
「いまは、何℃くらいまで上がったんですか?」
嶽ホテル 女将・萢中るみ子 さん
「浴槽の方は40℃くらい」

フロントで女将さんとタマさんたちが話していると、かわいらしい“看板娘”が顔をのぞかせていました。

タマ伸也 さん
「あら?あちらは看板娘ですか?」
嶽ホテル 女将・萢中るみ子 さん
「はい、そうです。名前はリンディといいます」

看板犬のリンディちゃん。お客さんにも人気なんだそうです。
それでは、見事復活を果たした温泉、さっそく、いただま~す!