廃線となる見通しの津軽線の一部区間について、JR東日本盛岡支社の大森健史支社長は、青森県や地元自治体に対して「鉄道用地の無償譲渡は可能」だということを含め協議していると明らかにしました。
JR東日本盛岡支社の大森健史支社長は、12日の会見で鉄路を廃止する方針である津軽線・蟹田ー三厩間の現在の検討状況をあきらかにしました。
津軽線を巡っては、JRはバスやタクシーなど自動車交通への転換を地元自治体と合意していて、その協議のなかで鉄道用地の無償譲渡は可能だということを含め説明しているということです。
JR東日本盛岡支社 大森健史 支社長
「既存の支障物を撤去するのに費用がかかる。こういうものを鑑みて、土地を売って儲けようという気はない。そういう部分を協議している」
JR東日本は2024年8月に今別町の阿部義治町長とともに現地を視察していて、関係者間で具体的な譲渡を求める場所など詳細を協議しています。